デジタルパーマについて

ブログAug 26 2021

こんにちは。 当山です。

 

 

オンザコーナーでは、2種類のパーマがあります。(縮毛矯正は別として)

 

 

コールドパーマ(所謂普通のパーマ)とデジタルパーマ(ホットパーマとも言います)の2つ。

 

 

 

今回は僕個人的にオススメな「デジタルパーマ」についてご説明しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

コールドパーマとデジタルパーマって何が違う?


 

コールドパーマとは?

 

 

コールド=冷たい ということではなく、「常温」を指します。

 

 

つまり加温せずにそのまま常温でかけるパーマの事を言います。

 

 

 

 

使うロッドはこんな感じ。これを髪の毛に巻いてパーマをかけていきます。

 

 

 

 

ちなみに上の写真のようなコットンとピンを使った「ピンパーマ」もコールドパーマの時に使います。

 

 

そして使うパーマ剤は「液体」です。シャバシャバの液体。ここ後で重要なので覚えておいて下さい。

 

 

パーマの行程としては、ワインディング(ロッドを巻く事)→薬剤塗布→流し→2剤塗布→流し→終了

 

 

大体こんな感じです。時と場合によっては、薬をつけながらロッドを巻いたりする事もあります。

 

 

 

 

 

デジタルパーマとは?

 

 

デジパタルパーマとはコールドパーマとは違い、加温するパーマです。 

 

ホットパーマともいいます。

 

 

 

加温といっても、

 

 

 

こういう全体をふわっと温めるものではございません。

 

 

デジパーに使うロッドは、コールドパーマとは違い「加温ロッド」という物を使います。

 

パーマロッド

 

 

コールドパーマで使うロッドとは違い

 

パーマロッド

 

ここにコードを差して、ロッドが直接温まります。

 

 

つまり1本1本均等にきちんと熱が加わるという事。

 

 

大体60〜90度くらいまで加温します。(お店によって違いはあります)

 

 

そして使うパーマ剤は「クリーム状」もしくは「ジェル状」。少し粘度があります。はい。ここ重要です。

 

 

デジパーの行程は

 

薬剤塗布→流し→ワインディング→2剤塗布→流し→終了

 

 

1番最初に薬剤塗布から始まります。そしてその薬剤を流してからワインディングに入る。

 

はい!ここも重要!

 

 

 

 

デジパーかけるメリット


 

コールドパーマとデジタルパーマの違いをざっくり説明しましたが

 

 

何故デジタルパーマがオススメなのかお話したいと思います。

 

 

まず1番重要なポイントなのが

 

 

ダメージを抑える事ができる

 

 

 

はい。コレが1番大事! 美容師が一生戦わなくてはいけないダメージ。

 

 

お客様も髪の傷みは出来るだけ少ない方が嬉しいですよね?

 

 

ダメージが減ると今後髪で出来る事の幅が広がります。

 

 

 

では何故デジパーだとダメージを抑えられるのか?

 

 

3つポイントがございます。

 

 

①温める事により形状記憶力が高まる

 

 

薬剤によるケミカルパワー+熱によるパワーのコンボによって、コールドパーマよりも薬剤を弱める事が出来ます。

 

 

薬剤によるケミカルダメージがパーマで1番傷みます。

 

薬剤を弱める事でダメージを減らせるという事でございます。

 

 

 

②薬剤の塗り分けができる

 

ここかなり重要です!薬剤の塗り分け。どういう事なのか説明しますと

 

 

 

 

 

 

 

コールドパーマの場合、ロッドを巻いた状態で薬剤を塗布するので塗り分けは超困難。というか無理です!

 

 

 

デジパーの場合は、先に薬剤を塗布して1度流しからロッドを巻きます。

 

 

なので傷んでいる部分と傷んでいない部分で薬を塗り分ける事が出来ます。

 

 

 

更に薬の粘度も重要で

 

 

コールド=液体  デジパー=クリームまたはジェル

 

 

クリームやジェルは粘度が高く、液体に比べ髪の毛に塗布する際に正確に塗布する事が出来ます。

 

 

③パーマのリタッチができる

 

 

 

②で述べたように薬の塗り分けができるので、パーマの「リタッチ」が可能です。

 

 

 

 

 

 

どういうことかと言いますと

 

 

 

 

 

 

Aの部分はまだパーマをかけてない部分。

 

 

Bの部分は3ヶ月前にデジタルパーマをかけた部分がワンカール残っている状態です。

 

 

Bのすでにかかっている部分には、ダメージを考慮してパーマかけたくない。何度も同じ部分にかけると確実にダメージ進みます。

 

 

なので、この場合はBの部分には完全なる保護剤(クリーム状)を塗布します。要はそのまんまのカールを生かすんですね。

 

 

これを繰り返せば、ボブ〜ミディアムで髪を伸ばしている途中の方に、少ないダメージでパーマスタイルのまま伸ばす事が出来ます。

 

 

これはデジパーのもちの良さと、薬剤が粘度のあるクリームもしくはジェル状である為に可能なんです。

 

 

 

(おまけ)ハイダメージ毛にもパーマかける事が出来る。

 

 

ちょっと特殊なケースですが、デジパーならハイダメージ毛へのパーマが可能です。

 

ブリーチなどで傷んだ髪はとてもデリケートで、コールドパーマの薬剤を使用すると、チリチリになってしまう事があります。

 

これはパーマ液に含まれる、アルカリ剤が原因です。

 

アルカリ剤はキューティクルを開かせる効果があり、パーマ液には必要な成分なのですが

 

髪が傷む原因の1つでもあるのです。

 

 

その為ブリーチ毛の方はパーマお断りします!という美容室は多いです。

 

 

ただオンザコーナーでは弱酸性デジパーの薬剤もご用意しています。

 

 

アルカリ剤が一切入っていない為、健康毛ではキューティクルを開けず、パーマかからないのですが

 

 

すでにハイダメージでキューティクルが剥がれている髪には、少ないダメージで作用してくれます。

 

さらに熱も加わって、傷んでハリのなくなった髪でもパーマを維持する事が可能です。(個人差はあります)

 

 

注)全てのハイダメージ毛にかけられるわけではありません

 

 

詳しくは↓の動画で説明しています。興味がある方はご覧ください。

 

 

 

 

 

 

デジパーのデメリット


 

多少時間がかかる。

 

加温する時間などが増えるので、通常のパーマよりも1時間ほど時間がかかります。

 

 

値段が高くなる。

 

コールドパーマより値段が高いです。

 

 

正直これくらい笑。

 

 

昔はデジパー=傷む というイメージが強かったですが

 

 

今では薬剤、機材、技術の進化により、コールドパーマよりも傷みにくくパーマをかけれるようになっています。

 

 

 

デジパーをかけないのはどんな時?


 

細かくスパイラル状にかける場合やかなりのベリーショートの場合はデジパーには向かないです。

 

そういう場合はコールドパーマでかけます。

 

 

 

 

はい。以上がデジタルパーマの説明でございます。

 

 

 

個人的にコールドパーマに比べてダメージの少ないデジタルパーマ推しなのです。。

 

 

 

特にボブより長い方は、ダメージが特に気になると思うんので、デジパーがオススメです!

 

 

 

 

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前髪の横幅を増やすわけ

カットAug 13 2021

こんにちは。 当山です。

 

 

突然ですが、皆さんは前髪作ってますか?

 

 

ヘアスタイルの中でも前髪って大事なデザインポイントですよね。

 

 

「前髪決まらないと1日やる気でないわ〜」

 

 

なんて方も多いんじゃないでしょうか?

 

 

その前髪。結構狭く作られている方が多いんです。

 

 

勿論狭い前髪が一概悪い訳ではないです。

 

 

例えばお顔の形が丸顔の方には、前髪を狭く設定することはあります。

 

 

ただ問題なのは、面長さんにも狭くしてしまっている場合。

 

 

更に縦の印象をプラスして、面長を強調してしまいます。

 

 

これはあまり似合わせという点では良くありません。

 

 

 

 

 

例えばこの方。やや面長気味のお顔型です。

 

 

そして前髪が狭目に作られています。

 

これにより面長を強調してしまっているのと

 

本来前髪として前に落ちている毛を、サイドに持っていっているので

 

 

 

この辺りに毛が溜まって重たくなります。

 

 

ここから前髪を開くと

 

 

 

これくらい横の印象がプラスされます。サイドにもレイヤーを入れている事もありますが、だいぶ雰囲気変わりますよね?

 

 

面長さんには広めの前髪がオススメです。

 

 

 

更に

 

 

 

 

この赤丸の部分。ここって毛量が薄いことがほとんどです。

 

耳にかけた時、結んだ時にこの部分がハゲて見えてしまいます。

 

 

 

 

 

これくらい増やしてあげれば、薄い部分をカバーしてくれます。

 

 

この薄い部分の幅は人それぞれなので、きちんと確認して見極める必要があります。

 

 

はい。

 

 

面長さんと前髪の横の毛が少ない方は、前髪広げてあげるともっと似合って素敵になると思います!

 

 

 

オンザコーナーでは似合わせという観点から、お客様に合わせた技術提供を心がけております。

 

 

なんかいつもヘアスタイルが決まらない。

 

そんな方は1度当店にお越しください。

 

ご来店お待ちしております!

 

 

 

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内側だけ軽くしてない?それ蓋カットになってますよ!

カットAug 12 2021

 

こんにちは。当山です。

 

 

以前書いた記事で

 

 

 

 

あなたもなってるかも?セニング過多について

 

 

梳きすぎてペラペラになってしまう『セニング過多』についてお話しました。

 

 

 

 

実は他にもこの髪を梳きすぎてしまって起きている現象があります。

 

 

 

内側をペラペラに!蓋カット!


 

これも多毛な方によく起きがちです。

 

 

皆様はこんな経験ないでしょうか?

 

 

あなた「重さが気になるので内側を梳いて下さい。」

 

もしくは

 

美容師「量が多いので内側だけ軽くしますね〜」

 

 

こんな事を言ったり言われたりした事ないですか??

 

 

この内側を集中的に梳いて軽くする行為。

 

 

 

絶対やってはいけません!

 

 

 

このセニング方法は、よく多毛さんに使われがちなアプローチなのですが、

 

 

内側(ミドル、アンダーセクション)をペラペラに根元付近から軽くし、トップを重たく残し上から被せます。

 

 

そう。

 

 

 

まるで蓋をするかのように。

 

 

オンザコーナーではこのような状態を蓋カットと呼んでいます。

 

 

絶妙にカッコ悪いネーミングです。

 

 

しかしこの蓋カット、一見仕上がりは悪くないように思えてしまいます。

 

 

新規のお客様で蓋カットになっている方が来ても、パッと見わかりません。

 

 

実際かなりの人が蓋カットになっています。本当にめちゃくちゃ多いです。

 

 

 

それはつまり

 

 

 

頭に蓋のせてそこら辺歩いてるようなものです!キャー!恥ずかしい!

 

 

 

はい。

 

 

蓋カットを続けると起きる問題


 

 

蓋カットを続けていると、2つの大きなトラブルが起きます。

 

 

①ワンレングスしか出来なくなる。

 

トップにレイヤーを入れてしまうと、段差で内側のペラペラ部分がコンニチワしてしまいます。 そしてトップは重くしている分ギャップが強く出てしまいます。

 

そのため基本ワンレンしか出来なくなります。ツマンネー!

 

 

 

②伸ばせなくなる。

 

 

切ったばかりの時は仕上がり悪くないのですが。。。

 

 

2ヶ月くらい経つと内側の根元が伸びてきて、滅茶苦茶膨らみます。

 

そうなると伸びた分の毛先を切って、また前回同様根元を梳きまくるしかありません。

 

つまりずっとその同じ長さのまま変えられません。 ツマンネー!!

 

 

他にもパサつくのはもちろんですし、トップを重くしている為頭が大きく見えてしまいがちです。

 

 

 

 

 

 

ちなみに蓋カットされている方の毛束がこんな感じです。

 

 

毛先ペラペラですよね? これで艶なんか出るわけないっつーの!

 

 

 

 

蓋カットから脱却するには?

 

 

 

ここまで読んで頂けると、内側梳きたくなくなりますよね?

 

 

「でも量が多くて困ってるんですよ〜!」

 

 

とお思いのあなた! 蓋カットにしなくても髪の毛を軽くすることは可能なんです!

 

 

それは

 

 

レイヤー(段)を入れる。

 

 

そう。ワンレングスをやめてレイヤーを入れる事で梳かなくても形で軽くする事が出来ます。

 

 

これはセニング過多の記事と同様です。

 

 

つまり

 

 

多毛な方の場合、梳きすぎずレイヤーを入れて形で軽く見せる。

 

 

これがおすすめです。

 

 

ただどうしてもやりたい髪型がある場合はご相談しながら対応いたします。

 

 

 

最後に


 

 

オンザコーナーでは髪質、毛量、骨格に合わせて最適なカットを心がけております。

 

 

なんかいつもヘアスタイルが決まらない。

 

変にパサついてしまう方は1度当店にお越しください。

 

ご来店お待ちしております!

 

 

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蓋カットされていたモデルさんを可愛くする動画


 

 

 

2021年版ブリーチパーマ解説記事

パーマの事Aug 11 2021

こんにちは。当山です。

 

今回はオンザコーナーのコンテンツの1つである「ブリーチパーマ」について解説していきます。

 

 

以前

 

 

ブリーチ毛にもパーマかけることが出来ます!

 

 

こちらの記事でも書いたのですが、5年前の記事という事もあり今回新たに細かく解説いたします。

 

 

このブログを読んでからご覧頂けると更に理解しやすいかと思います!

 

 

 

 

ブリーチパーマとは?


ブリーチパーマとは

 

 

ブリーチしている髪の毛にパーマをかける技術です。

 

 

ブリーチしている髪の毛にはパーマがかからない、もしくは傷みすぎてチリチリになってしまう。。

 

 

これが昔は美容師の間の常識でした。

 

 

 

 

美容師的にタブーだった


 

ブリーチしていて、美容師にパーマ断られた経験ありますよね?

 

美容師「ブリーチしている髪の毛にはパーマかけられないんですよ。」

 

お客様「え?そうなの?ガーン。。」

 

みたいな。

 

中にはロクに毛髪診断もせずに、断られるケースも多いようです。

 

 

美容師「パーマかけられるわけないじゃん笑」

 

 

お客様「。。。。。。」

 

 

みたいなね。

 

 

美容師じゃない一般のお客様からしたら、ブリーチしてるとパーマかけられないなんて知らないですよね?

 

 

しかし昔の美容師からしたら当たり前の事で

 

 

ブリーチ毛にパーマをかけるのは絶対NG! 

 

 

というのが美容師の常識だったのです。

 

 

 

 

 

なぜかけられなかったのか?


 

ではブリーチ毛にパーマがかけられなかったか? なぜそれ程までブリーチパーマがタブーとされていたか? 

 

1番の理由は

 

ダメージ

 

です。

 

 

ブリーチというのは美容室にあるメニューの中でトップクラスに傷む、ダメージしてしまう技術です。

 

 

そりゃ真っ黒い毛が金髪になるんだから相当傷みます。

 

 

そんなハイダメージ毛にパーマ液をつけるなんて言語道断!傷口に豆板醤塗ってるみたいなもの!

 

 

はい。

 

 

つまり更にダメージしてしまい、髪がボロボロになってしまうから。

 

 

美容師というものは、お客様の髪の毛をとても大切に思っています。

 

 

傷んでしまった髪の毛は元に戻りません。

 

 

なるべくこれ以上傷めないように、ブリーチパーマは絶対しない。 ブリーチパーマはタブーとされてきたわけです。

 

 

 

 

なぜかけられるようになったのか?


 

 「じゃあお前は髪が傷むのを無視してブリーチパーマやってんのか?! この悪魔!」

 

そんな声が聞こえてきそうですが、勿論そんなわけありません。

 

実は今ではブリーチパーマをしても最小限のダメージに抑える事ができるようになっています。

 

 

それには3つの大きなポイントがあります。

 

 

薬剤の進化

 

薬剤の話の前に、<アルカリ性>と<酸性>についてお話しします。

 

 

髪の毛は通常弱酸性の状態で安定しています。 

 

 

しかしアルカリに傾いた際、キューティクルが開いて膨潤するという性質があります。

 

 

そのアルカリに傾いた状態(アルカリ域)が、髪の毛が傷むポイントなのです。

 

 

そしてパーマ液は従来、アルカリ域でのみ作用することが可能でした。酸性域ではパーマかからなかったのです。

 

 

つまり昔は1度髪が傷むアルカリ域にしなければ、パーマがかけられなかった。

 

 

ただ今でもアルカリ性のパーマ液は主流ですし、そこまで傷んでいない髪の毛には普通に当店でも使っています。

 

 

しかし、ハイダメージ毛にアルカリ性のパーマを使うのはそれなりのリスクがあったのです。

 

 

薬剤の進化によって、酸性域でもパーマがかられる薬剤が登場しました。

 

 

研究者の皆様には本当に感謝です。

 

 

キューティクルを開かなくても、しっかりパーマがかかる薬剤(GMT、スピエラ等)が開発された事で、ハイダメージ毛へのパーマが可能となりました。

 

 

技術の進化

 

 

パーマの技術の面でも10年以上前と比べて格段に進化しています。

 

 

たくさんのパーマが得意な美容師がブログに書いたり、講習を開いたりSNSに載せたりと

 

 

簡単に誰でも優れた技術を共有できるようになりました。

 

 

ちなみに当店ではブリーチパーマは必ずデジタルパーマでかけるのですが、

 

僕がブリーチパーマをかけられるようになったのも、デジタルパーマの講習に行って先生方から学んだことがかなり大きいと思います。

 

 

 

経験値が増えたから

 

やはり経験した数は大きいと思います。

 

 

元々僕自身ブリーチパーマで集客しようとは思っていませんでした。

 

 

たまたま撮影のモデルさんにブリーチパーマをしたところ上手くいき、その事をブログにかき、それを見てくださったお客様が少しずつご来店してくれるようになったんです。

 

 

最初は数ヶ月に1回、そこから月に1回、週に1回、週に数回、多い週はほぼ毎日のようにご来店いただけるようになりました。

 

 

この沢山の経験によって、少ないダメージでパーマ可能になったり、

 

こういう髪の場合はパーマ出来る、もしくは出来ない。といった判断の精度が上がったと思います。

 

 

机上では出来ると思っていても、実際に経験していなければブリーチパーマは本当に難しいですし、ある程度パターンを用意していないと物事上手くいかないですよね。

 

 

これら3つがブリーチパーマが可能となった大きな要因です。

 

 

 

かけられる場合、かけられない場合


 

では実際に経験してきた僕が思うブリーチパーマがかけられる場合とかけられない場合についてご説明します。

 

 

まず

 

 

髪が短いほどかけられる可能性は高くなります。

 

 

はい。

 

 

つまりメンズのショートなんかはかなりの可能性でかけられますし、ボブや肩につかない位の長さですとほとんどかけられます!(100%ではないです)

 

 

逆にいうと髪が長くなればなるほど、かけられる可能性は下がっていきます。

 

 

例えば胸くらいのロングだと結構厳しいです!(これまた100%ではないけど!)

 

 

髪は長ければ長いほど傷んでいる事が多いですし(ブリーチしてるなら尚更)、カールも伸びやすいので結構ハードルは高いかなと。

 

 

あとは

 

どんな仕上がりにしたいか

 

 

これも重要な事ですよね。ただ髪が曲がってればいいわけじゃないです。

 

 

ショート寄りの髪のは結構強めのカールも可能だったりするのですが

 

 

例えばこんな感じのスパイラルとか)

 

 

ロングの場合ここまでの強いカールはほぼ無理です。(これはほぼ100%!)

 

 

以上が長さについて大体の目安のお話です。

 

 

次にパーマかけられる傷み具合について。

 

 

ご新規の方とLINEでやり取りをして、カウンセリングをしているのですがその際に、

 

『◯回ブリーチしてるんですがパーマかけられますか?』と良く質問を受けます。

 

確かに『1回なら大丈夫そう!』『3回は無理かも。。』なんて思いますよね? 勿論回数は少ない方がダメージは少ないです。

 

しかし

 

ブリーチの回数は関係ありません。

 

はい。

 

 

関係ないのです。なぜかというと、髪質というのは人によって全然違うからです!

 

 

細い毛、太い毛、硬め、柔らかめ、直毛、癖毛。。。

 

 

とにかく十人十色です。

 

 

更に髪の強さも人それぞれで、傷みやすい毛もあれば丈夫な毛もある。

 

 

 

一概にブリーチ回数で判断出来ないのです。

 

 

1番大事なのは

 

 

パーマがかかる余力がどれだけ髪の毛に残っているのか

 

 

ここが重要になってきます。

 

 

ですので、直接毛髪診断しないと確実なことは言えないのです。

 

 

実際ご来店いただいてからパーマ出来ずにお帰りになる方もいらっしゃいました。

 

 

遥々お越しいただいて本当に心苦しいのですが、無理な施術は絶対にしません。

 

 

 

お家でできるセルフ余力チェック方法


 

ではご自分でパーマかけられるかのチェック方法をお伝えします。

 

 

まず毛束を一本取り、毛先をよく濡らし

 

 

 

濡れている部分を指にピタッと巻きつけて

 

 

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このように反発して元に戻ろうすればパーマかかります。

 

 

チェックする時のポイントはしっかり濡らす事。お風呂場で行うと良いですね

 

 

逆に

 

 

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このように反発が弱かったり、くっついてしまう場合は絶対にパーマかかりません。

 

諦めるか、くっつく部分を全てカットする必要があります。

 

 

 

例えば

 

 

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赤のポイントから毛先は巻きついたままだけど、根元側は反発して戻ろうとする。

 

 

この場合はポイントからカットすればパーマをかけられるようになります。

 

 

 

この時の戻る力が強ければ強いほど髪の余力は大きいと言うことになるので、強いカールでかける事も出来ます。

 

 

ゆっくり戻る程度だと強いカールは難しいですね。

 

 

 

なぜデジタルパーマなのか。


 

 

 

ブリーチ毛にパーマをかける場合100%デジタルパーマで施術しています。

 

 

理由は可能な限り薬剤でのダメージ減らしたいからです。

 

 

薬剤の強さを抑えるとパーマのかかりは弱くなります。

 

 

その分デジパーの熱の力でパーマのかかりをよくしているのです。

 

 

またデジパーの場合薬剤がクリームまたはジェル状なのも大きな理由のひとつです。(普通のパーマは液体です)

 

 

粘度がある薬剤だとダメージ部に正確に塗布することが可能。

 

 

 

液体だと髪の毛が薬剤を吸いすぎて、つけたくない所にもついてしまう可能性が高いです。

 


 

いかがでしたか? 少しでも参考にしていただけたらと思います^  ^

 

 

この記事に書いていない事でも、なんでもお答えしますので

 

 

不安な方や聞きたい事がある方は

 

 

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オンザコーナーのカウンセリング

ブログJun 16 2021

こんにちは。

 

美容室で最初に行う「カウンセリング」。

 

 

お客様のどうなりたいか、なりたくないか、お悩み、等々。

 

 

カウンセリングはお客様、我々美容師、どちらにとっても重要です。

 

 

今回は当店の動画内でのカウンセリングをご紹介致します。

 

まずはモデルさんのbefore

 

 

 

 

 

 

髪質はやや癖毛、そして超多毛でございます。

 

 

次にカウンセリングの様子が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じでございます。

 

 

まずモデルさんの心の中を整理してみましょう。

 

モデルさんのお悩み

 

量が多い

バッサリ切りたい

短くするとボリュームが出すぎるんじゃないか不安

短くしないでレイヤー入れて軽くするか、バッサリ切るかで迷ってる

 

こんな所でしょうか。

 

 

まず1番最初に言っていたのが、「量が多いのが気になる」という事。

 

バッサリ切ってしまいたい気持ちが大きいのですが、ボブにすると余計に重みが気になってしまうのでは。。? 失敗しないか不安なご様子です。

 

 

それだったら長さを残してレイヤー入れて軽くしようかな。。?

 

 

重さは気になるご様子ですね。

 

 

ここから更にカウンセリングしていき、モデルさんの心の深部を探っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

1番の希望は「切りたい」という事だったんですね。インスタで最近流行っているミニボブに興味あり。

 

ミニボブ可愛いですもんね〜! 

 

 

 

レイヤースタイルとミニボブどちらが扱いやすいか。

 

日々自分でお手入れしやすいかも大事なポイントですよね。

 

 

 

 

最終的に「ミニボブ」に決定! やっぱり切りたかったんですね〜!

 

 

カウンセリングで重要なのは、相手が本当に何を望んでいるのか感じ取る事。

 

最初に出てきたお悩みワードが大抵1番の重要ポイントだったりしますが、

 

 

今回のケースだと、「重さが気になるけど短くするのが怖い」という事でした。

 

 

 

ちなみにカウンセリング中こんなやり取りも

 

 

 

 

 

顎が気になる

 

耳にかけた時の前髪横の割れ目が気になる

 

人それぞれコンプレックスや不安は様々。

 

 

 

 

この辺も丁寧にどのようにすれば解消できるかを説明して、不安を取り除いていく事が大事ですね。

 

 

 

 

 

 

そして最後はこの拍手!喜んでいただけました。

 

 

 

合わせて実際の動画で見ていただけると、わかりやすいと思います。

 

是非ご覧下さい。